ここではノアという人物に焦点があてはめられています。第一に、「ノアは、主の心にかなっていた。」とあります。いつも正直な人だったのでしょう。第二にノアはその時代にあっても、全き人であった。完全な人であったというのです。この世にキリスト以外、全き人、完全な人は誰もいません。ノアの全き人とは、神と共に歩んだということです。この創造主と共に歩む人を神は全き人、正しい人と言ってくださるのです。

創世記6:10,11
ノアは三人の息子、セム、ハム、ヤペテを生んだ。地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。

イエス・キリストの信仰は家族ぐるみです。ノアの息子のセム、ハム、ヤペテは信仰と神への従順によって救われました。

創世記6:13−15
そこで、神はノアに仰せられた。「すべての肉なるものの終わりが、わたしの前に来ている。地は、彼らのゆえに、暴虐で満ちているからだ。それで今わたしは、彼らを地と共に滅ぼそうとしている。あなたは自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟に部屋を作り、内と外とを木のやにで塗りなさい。それを次のようにして造りなさい。箱舟の長さは300キュビト。その幅は50キュビト。その高さは30キュビト…….」
神がノアに仰せられた救いの箱舟は、どでかいものでした。箱舟の長さ150mです。25mプール6個分の長さです。箱舟の幅は25mでプールの長さと同じです。箱舟の高さは15mで今のマンション5階分の高さです。

この箱舟は今でいうキリスト教会を表しています。ノアの家族は箱舟を作り、家族全員が箱舟の中に入って救われました。皆さんは箱舟である教会を作り、中に入っていますか。そうでないと滅んでしまうと聖書は言うのです。

ヘブル11:7
信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、世の罪を定め、信仰による義を相続するものとなりました。

世の終わりとは週末の預言でしょうか、それとも私たちがこの世を、おさらばする時でしょうか。いずれにしても心の備えは必要です。

世の罪とは、創造主をあがめない、信じようとしないところにあるのです。

信仰による義を相続するものとなりました。

ノアもアブラハムも、信仰の相続人です。私たちも信仰の相続人になりたいものです。
信仰の相続は、まず神に対する従順が求められます。従順とは素直な心で神に従うことです。

ヘブル11:1−4
信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。昔の人々はこの信仰によって称賛されました。
信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、したがって、見えるものが目に見えないものからできたのでないことを悟るのです。信仰によって、アベルはカインよりもすぐれたいけにえを神にささげ、そのいけにえによって彼が義人であることの証明を得ました。神が、彼のささげ物を良いささげ物だとあかししてくださったからです。